警察の電話番号“偽装”詐欺急増 県内も2024年39件、25年3件確認 被害額、件数増で注意呼びかけ=静岡県警

静岡県警は3月19日の定例会見で、2024年1年間の特殊詐欺の現状について2023年よりも件数、金額ともに増加したと発表しました。また、実在する警察署や警察本部の電話番号を偽装して電話を掛ける詐欺が急増していて注意を呼び掛けています。 県警によりますと、2024年1年間の特殊詐欺の認知件数は383件で2023年と比べ30件増加し、被害額も約16億300万円と、2023年に比べ約8億4400万円増加したということです。 その中でもオレオレ詐欺が増加していて被害の約6割を占め、特に警察官をかたる手口の犯行が2023年と比べ81件増の84件で、被害額も約6億9200万円と急増しています。(金額:前年比+6億700万円) また、新たな手口として、実在する警察署や警察本部の電話番号を偽装して電話を掛ける詐欺が急増しているということです。 県警の担当課によりますと、県内では2024年1年間で県警本部の番号を偽装した電話が39件確認されています。このほか、2025年に入ってから東京の新宿署の番号を偽装した電話が3件確認されているということです。 <静岡県警生活安全部生活安全企画課 杉山慎一特殊詐欺分析補佐> 「警察が犯罪捜査のため電話を掛け、国際電話、非通知番号を使うこと、またSNSやメールで連絡を取ること、送金を求めること、また、テレビ通話を使い、逮捕状や警察手帳を見せることは絶対にありません。そのようなことは全て詐欺です」 警察は実際に電話が掛かってきた場合は慌てることなく、所属部署や名前を聞いた上で1回電話を切り、最寄りの警察に確認して欲しいと呼びかけてます。

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