住宅契約金が詐欺の餌食になりかけた…韓国・銀行職員の冷静な判断で「4億ウォン」守る

【03月20日 KOREA WAVE】韓国の新韓銀行が職員の迅速な判断とモニタリングチームの連携で、4億ウォン(約4400万円)に上るボイスフィッシング詐欺の被害を防いだ。 事件が発生したのは今月5日。新韓銀行明洞(ミョンドン)金融センターの職員が、1億ウォン(約1100万円)の小切手3枚を現金化しようとする人物に不審を抱き、本店のモニタリングチームと連携して調査を依頼した。 すると、この小切手は同じ日に別の顧客が蘆原(ノウォン)駅支店で振り出したものであることが判明した。 職員がその顧客に直接電話で確認し、「住宅契約金として引き出した」と説明を受けたが、相手が不安げな様子だったため詐欺だと確信。実際、顧客は検察を装った詐欺集団にだまされていた。 職員の通報で、小切手を現金化しようとした容疑者は現場で逮捕され、残り1億ウォンの小切手についても即座に支払い停止手続きを取り、被害を防いだ。 新韓銀行はボイスフィッシング対策として優秀職員に報奨を与える制度を導入。2024年にはAIを活用した「異常行動検知ATM」を全店舗に設置するなど詐欺被害の防止に力を入れている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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