広島市南区の書店で19日、ブレスレッドを盗んだ疑いで警察職員の男(55)が逮捕されました。 男は先月、ジャンパーを盗んだなどの疑いで現行犯逮捕され、不起訴処分となっていました。 広島南警察署に会計課の係長として勤務する男(55)は19日午後2時25分ごろ、南区松原町の書店でブレスレッド4本を盗んだ疑いがもたれています。 万引きの瞬間を見た保安員が男に声をかけ、店長が警察に通報したことで事件が発覚しました。 警察の調べに対し男は「私のしたことだろうと思います」と供述しています。 男は病気休暇を終え先月下旬から休職していました。 先月にも南区のリサイクルショップで約2万円のジャンパーを盗み、追いかけてきた男性店員の足を複数回踏みつけた事後強盗の疑いで現行犯逮捕されていました。 広島地検は先月25日「情状全般を考慮した」として男を不起訴処分にしています。 警察は先月から男と複数回面談するなどし病気の容体などを把握していたということですが犯行についての指導は行っていませんでした。 広島県警の則宗啓司首席監察官は「組織をあげて不祥事防止に向けて取り組んでいる最中であるにもかかわらず、再び同一警察職員が本件のような事案を引き起こしたことについては誠に遺憾であり関係者や県民の皆さまに心よりおわび申し上げます。今後事実関係を調査の上厳正に対処してまいります」とコメントしています。