東南アジアで特殊詐欺主導か タイで元暴力団関係者拘束

【バンコク時事】タイ警察は20日、ミャンマーやカンボジア、ベトナムで特殊詐欺を主導した疑いのある日本人の元暴力団関係者の男(46)を拘束したと発表した。 日本の警察当局は、詐欺などの疑いで男の逮捕状を取得。男は4月上旬にも強制送還される見通し。 タイ警察によると、男は日本側の要請に基づき在留許可を取り消され、今月14日に宿泊するバンコクの施設近くで拘束された。警察は、カンボジアやベトナムで日本向けの特殊詐欺を行う犯罪組織のリーダー格だと判断。ミャンマーにも組織の拠点があるとみている。 男は約3000万バーツ(約1億3000万円)の資産を保有。美術品取引を行う会社を昨年設立しており、警察はマネーロンダリング(資金洗浄)を行っていたとみている。

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