福岡・太宰府市の山の中腹で目撃されたのは、飾り付けられたブランコやハンモックが置かれた施設のような場所。 入り口の垂れ幕には、自然センターキャンプ場の文字が。 しかし、ここは国の特別史跡「大野城跡」の区域内で許可なく開設された、いわゆる“闇キャンプ場”でした。 20日、不動産侵奪の疑いで逮捕されたのは中国籍のリュウ・シャオチン容疑者と夫のリ・ヨン容疑者です。 逮捕前の2024年11月、FNNの取材にリュウ容疑者は電話で「太宰府市に『キャンプ場にして大丈夫ですか?』と聞いたんですけど、(お客さんが)荷物全部持って帰るなら大丈夫って」と話していました。 市から許可を得ているという趣旨の説明をしていましたが、県や市が8回にわたり撤去を求める指導を行っていました。 警察によると2人は共謀し、2022年10月から2023年9月までの間に無断でキャンプ場を開設した疑いが持たれています。 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、事件の全容解明を進めています。