「しつけとして女児を思いっきり殴った」再逮捕の叔父 コンクリ遺体

コンクリート詰めにされた女児の遺体が大阪府八尾市の集合住宅から見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された無職の飯森憲幸容疑者(41)=死体遺棄罪で起訴=が女児への暴行について、「しつけのためだった」という趣旨の供述をしていたことが大阪府警への取材で判明した。女児は親族の事情で容疑者に預けられており、府警は死亡した経緯を詳しく調べている。 亡くなったのは飯森容疑者の姉の娘で、当時6歳だった岩本玲奈さん。容疑者は2006年12月~07年1月、大阪市平野区の自宅で玲奈さんの左脇腹付近を蹴るなどして殺害した疑いが持たれている。「殺すつもりはなかった」と殺意を否定している。 飯森容疑者はこれまでの府警の調べに「十数年前、しつけとして(玲奈さんを)思いっきり殴った」などと供述。「言うことを聞かなかったので腹が立った」とも話し、顔を複数回たたいたり、脇腹を蹴ったりしたことを認めているという。 玲奈さんは左脇腹付近に受けた蹴りで致命傷を負ったとみられ、腹部の臓器が損傷し、出血による外傷性ショックで死亡した。 玲奈さんは00年10月に出生。02年ごろから容疑者の姉や80代の父と八尾市内で暮らしていたが、姉が家を出て父が面倒をみきれなくなったことから、容疑者に引き取られていた。【林みづき、斉藤朋恵】

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