「ペットの搭乗不可」告げられ…子犬溺死させた米国人を逮捕

飼い犬を連れての航空機搭乗を拒否され、その犬を空港のトイレで溺死させて航空機に搭乗した米国人が逮捕された。ただ保釈金5000ドル(約75万円)を納め釈放された。 AP通信などによると、米フロリダ州オーランド警察は先月18日、アリソン・ローレンス被告を3級重犯罪である「加重処罰可能な動物虐待」の容疑で逮捕し起訴した。 報道によると、ローレンス被告は昨年12月16日、オーランド空港でペットのミニチュアシュナウザーとともにコロンビアに向かう国際線航空機に搭乗しようとした。しかし関連書類を提出しなかったため犬を乗せることはできなかった。米農務省によると、米国からコロンビアに旅行するペットは獣医師が発給した健康診断書と狂犬病予防接種証明書などを持参しなければならない。 搭乗不可を告げられたローレンス被告はトイレへ向かった。空港の防犯カメラにはローレンス被告が航空会社スタッフと15分ほど話を交わした後、子犬とともにトイレに入り約20分後に1人で出てくる姿が写っていた。その後ローレンス被告は保安検査を通過してコロンビア行きの飛行機に搭乗した。 事件は空港の清掃スタッフがトイレで犬の死体を発見して明らかになった。このスタッフは「ある女性がトイレの床で水と犬のえさを片づけているのを目撃した」と話した。その後ごみ袋から水に濡れた子犬の死体と認識タグなどを発見した。解剖検査の結果死因は溺死だったと捜査関係者は明らかにした。 ローレンス被告は3カ月後に帰国して逮捕されたが、5時間後に保釈金を納め釈放された。これに対し現地では「すぐ刑務所に送るべき」として厳罰を促す声が出ている。

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