22日に潟上市の住宅で火事があり、火元を含む住宅と小屋合わせて6棟が全焼したほか、4棟の建物の一部も焼けました。警察は、自宅に火をつけたとして火元に住む55歳の男を現住建造物等放火の疑いで23日朝、逮捕しました。 現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは潟上市天王字塩口の無職櫻庭優喜容疑者55歳です。五城目警察署の調べによりますと、櫻庭容疑者は22日午後1時ごろ木造平屋建ての自宅に火をつけた疑いがもたれています。 当時、「建物が燃えている」などと近くに住む人から警察と消防に通報があり、火はそれからおよそ5時間後に消し止められましたが、この火事で火元の住宅1棟が全焼したほか、近くの住宅2棟と小屋3棟、合わせて6棟が全焼しました。ほかにも、住宅2棟と小屋2棟の一部も焼けました。けがをした人はいませんでした。 櫻庭容疑者は86歳の母親と2人暮らしですが、当時母親は外出中で自宅にいたのは櫻庭容疑者だけでした。警察は捜査に支障があるとして櫻庭容疑者の認否を明らかにしていません。 現場はJR天王駅から北東におよそ1.8キロの住宅が密集する地域です。警察は櫻庭容疑者の動機や火をつけた状況などを詳しく調べています。