甲府市の国道で横断歩道を渡っていた女性が乗用車にはねられ死亡した事故で、現行犯逮捕された運転手の男が「気付いた時には止まれない状況だった」などと話していることが24日、分かりました。 事故は23日午後6時45分ごろ、甲府市下曽根町の国道358号で横断歩道を渡っていた女性が左から来た乗用車にはねられたもので、甲府市東下条町のパート従業員、長谷川めぐみさん(52)が重症多発外傷で死亡しました。 現場は信号機のない横断歩道で、警察は乗用車を運転していた笛吹市石和町四日市場の会社員、親松快渡容疑者(28)を現行犯逮捕し、過失運転致死容疑で調べています。 警察によりますと、現場のブレーキ痕などから、親松容疑者は横断歩道の直前まで減速していなかったとみられます。 親松容疑者は調べに対し「気付いた時には止められない状況だった」などと話し、容疑を認めているということです。 長谷川さんは横断歩道を渡り切った先のコンビニ駐車場に車で迎えに来ていた夫のもとに向かう途中だったということで、警察が詳しい事故原因を調べています。