自宅で凍死していた父の遺体を放置したとして、38歳の長男が逮捕されました。男は「葬儀のお金が無かった」と話しています。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、埼玉県志木市の会社員・菊地一容疑者(38)です。菊地容疑者は今年1月ごろ、父の洋司さん(当時69)の遺体を栃木県小山市にある洋司さんの自宅に放置した疑いがもたれています。 警察によりますと、菊地容疑者は洋司さんと別々に暮らしていましたが、定期的に菊地容疑者が洋司さんの様子を見に小山市に通っていました。 菊地容疑者は今年1月ごろの訪問時に洋司さんが凍死しているのに気づいたものの、「葬儀のお金が無かったので届け出なかった」と供述しているということです。 今月8日に、洋司さんの自宅の管理人が洋司さんの安否確認のために家を訪れて遺体を見つけたということです。