札幌のすすきののホテルで男性が殺害され、田村瑠奈被告(31)ら親子3人が逮捕・起訴された事件の父親の裁判で、検察は、12日の札幌地裁判決を不服として、26日控訴しました。 医師で瑠奈被告の父親の修被告(61)は、殺人や死体損壊などを手助けした罪に問われ、一審の札幌地裁は12日、死体遺棄と損壊のほう助の罪で懲役1年4か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。 一方で、札幌地裁判決は、殺人のほう助と死体領得のほう助の罪については認定せず、検察側は26日、判決を不服として、札幌高裁に控訴を申し立てました。 無罪主張の弁護側は、25日すでに控訴していて、審理は今後札幌高裁で行われることになります。 この事件の裁判では、母親の浩子被告(62)の判決が5月7日に予定されています。 なお、瑠奈被告の初公判の期日はまだ決まっていません。