大津・中2自殺:いじめ対策手引き「活用」の問題点検証−−市教委 /滋賀

大津・中2自殺:いじめ対策手引き「活用」の問題点検証−−市教委 /滋賀
毎日新聞 2012年10月17日(水)15時20分配信

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、市教委は16日、昨春に策定した、いじめ対策も含む生徒指導の手引きの活用状況調査結果を発表した。全55小中学校のうち、男子生徒が通っていた中学を含む52校が「活用している」と回答したという。
. 市教委は、今回の自殺問題以外にも、活用していたのに発生した生徒の問題行動が複数あるとして、見逃された要因など「活用」の問題点を検証する。
 各校の生徒指導担当の教師55人にアンケートした。同日、市役所で開いた内部のいじめ対策検討委の第3回会合で議論した。未活用と答えた3校は小規模校で、別の形で対処しているという。会合では「教師の意識が変わらなければ、手引きも意味がない」といった意見が出たほか、各校に冊子や電子データで配っている手引きを、より使いやすい形で全教師に配ることを決めた。【千葉紀和】
10月17日朝刊

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