前学園理事長ら起訴猶予=教員免許法違反事件―長野地検

前学園理事長ら起訴猶予=教員免許法違反事件―長野地検
時事通信 2013年12月25日(水)19時26分配信

 必要な免許がない教職員11人に授業を行わせていたとして、教育職員免許法違反容疑で書類送検された長野県松本市の私立小中一貫校「才教学園」の前理事長兼校長(64)と元教頭(51)について、長野地検は25日、いずれも起訴猶予処分としたと発表した。
 地検は「授業はいずれも、学習指導要領に基づいていた」と指摘。教職員11人中10人は何らかの教員免許を持っており、事件発覚後に前理事長ら2人が退任したことなども理由に挙げた。
 2人は4〜7月、同学園の中学校で、小学校の免許しかない教員に授業をさせるなどした疑いで11月に書類送検された。
 県の調査によると、同校では開校以降、教職員延べ67人が免許法に違反して授業を行っていた。学園は県が交付した補助金の一部7100万円を返還した。

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