いじめ、自殺前に母に告白 長崎の小6女児
朝日新聞デジタル 2014年2月8日(土)7時56分配信
長崎市立小学校6年生の女児(当時11)が昨年自殺した問題で、女児が生前、母親に「虫を食べさせられた」などのいじめ被害を伝えていたことがわかった。母親が、市教育委員会が設けた第三者委員会の調査に対し、明らかにした。
遺族の代理人弁護士によると、母親が第三者委に伝えた内容は、5年生の3学期に女児が「虫を食べさせられた」「『何でも言うことを聞きます』との誓約書を書かされた」「シャープペンシルで腕を刺された」といういじめ被害を母親に告白したというもの。
いずれも市教委の児童への聞き取り調査などで、複数の児童が知っていた情報だが、市教委は「伝聞情報なので事実確認はできていない」としていた。この確認のため、学校は改めて今月から、児童への聞き取り調査を始めた。
市教委は、女児が5年生の3学期に靴を隠されたことと、自殺直前の昨年7月に修学旅行の班決めで仲間外れにされそうになったことの2件について、事実と確認し、いじめだったと判断している。(岡田将平)