小学校教諭が酒気帯び運転の疑いで摘発・東根

小学校教諭が酒気帯び運転の疑いで摘発・東根 
山形新聞 2014年4月13日(日)18時1分配信

 東根市教育委員会は13日、市内の小学校に勤務する40代の男性教諭が12日午前、酒気帯び運転の疑いで摘発されたと発表した。市教委は12日から男性教諭を自宅謹慎としている。

 市教委によると、男性教諭は11日午後6時ごろから同11時ごろまで、教頭ら同僚5人と市内の飲食店で飲酒。JRさくらんぼ東根駅の終電(同11時5分発)に乗り遅れたため、同駅駐車場に止めていた乗用車内で翌12日午前8時ごろまで眠った後、車を運転した。同8時10分ごろ、給油のため立ち寄った同市蟹沢のガソリンスタンドで、村山署員からアルコール呼気検査を求められ、容疑が発覚。呼気1リットル当たりのアルコール濃度は0.15ミリグラムだった。

 12日午後の市教委の聴き取りに対し、男性教諭は店で生ビールを中ジョッキ3杯、焼酎をロックで5、6杯飲んだと説明。「代行車を頼むことも考えたが、眠気に負けた。店を出てから9時間ほどたっており、アルコールが抜けたと判断して運転した」と話し、反省の気持ちを示したという。

 市教委は13日、市役所で記者発表を行い、高橋一郎教育長が「児童、生徒、保護者、市民に迷惑と心配を掛け、おわびする。再発防止と信頼回復に全力で取り組む」と陳謝。「飲酒を切り上げる時間、アルコールチェッカーの導入、帰宅手段を互いに確認するなど具体性のある取り組みを指示したい」と述べた。男性教諭は勤務先で5年生のクラスを担任。今後、県教委が懲戒処分を検討する。

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