校内人事教員選挙 兵庫商業高も実施

校内人事教員選挙 兵庫商業高も実施
産経新聞 2014年4月16日(水)15時5分配信

 神戸市立兵庫商業高校(同市北区)で、校内人事を決める際、教員による選挙が行われていたことが16日、同校への取材で分かった。

 校内人事は学校教育法上、校長が人事権を持つが、大阪市生野区の市立中学校では独自規定を設け、教員の選挙によって決めていたことが問題化している。兵庫商業高の蔵本朗教頭は「最終的に校長が適材適所を判断して任命している。あくまで教員の意見を聞くためで(同法には)違反していない」と話した。

 同校によると、少なくとも過去数年間にわたり、進路指導や生徒指導、教務などの部長5人と学年主任3人について、3月末に教員で選挙を実施し、結果に基づき校長が任命していた。

 今年度の校内人事も約50人の教員が投票。選挙の結果通りの人事になっていた。この制度がいつから始まったかは不明という。

 神戸市教委は「最終的な決定権が校長に保証されていれば問題ないと考えている。調査して適切かどうか判断したい」としている。

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