論文盗用、女子大准教授停職「業績上げねば…」

論文盗用、女子大准教授停職「業績上げねば…」
読売新聞 6月13日 18時24分配信

 長崎市の私立活水女子大は13日、別人の論文を盗用したとして、文学部英語学科の井石令子准教授(48)を7月1日付で停職2か月の懲戒処分にすると発表した。

 井石准教授は盗用を認めているという。

 同大学によると、井石准教授は、活水女子短大の講師だった1997年に発表した英語の構文に関する研究論文で、96年の学会で発表された別人の論文を盗用していたという。全23ページの論文の約5割が盗用で、参照や引用などの記載はなかった。盗用がなければ、成立しない論文だったという。

 昨年8月、「盗用の疑いが認められる」との情報が寄せられ、大学が調査して判明した。井石准教授は「研究業績を上げなければならないというプレッシャーを感じていた」と話しているという。

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