同僚の女性教諭にストーカー 元教諭に有罪判決/さいたま地裁
埼玉新聞 2014年8月13日 23時33分配信
好意を抱いていた20代の女性教諭に対し連続して電話をかけたとして、ストーカー規制法違反の罪に問われた元さいたま市立中学校教諭福田勝彦被告(58)の判決公判が13日、さいたま地裁で開かれ、多和田隆史裁判官は懲役5月、執行猶予3年(求刑・懲役5月)を言い渡した。
判決で多和田裁判官は、福田被告が女性宅に繰り返し電話をかけたことについて「上司や警察から注意、警告を受けていたにもかかわらず、犯行に及んでおり、経緯、動機に酌むべき点はなく悪質」と指摘。一方で「公判廷で反省の言葉を述べ、今後は被害者と関わらない旨誓っている。本件を機に職を辞したことなどの事情もある」と執行猶予判決の理由を述べた。
判決などによると、福田被告はストーカー規制法に基づく警告を受けていたにもかかわらず、今年4月4〜12日の間、朝霞市の自宅から、さいたま市内の女性宅に計8回、繰り返し電話をかけるなどのストーカー行為をした。
福田被告は5月14日に停職1カ月の懲戒処分を受け、7月2日付で依願退職した。