札幌の小5自殺、学級崩壊やいじめ?もあった
読売新聞 2014年12月10日 9時52分配信
札幌市教育委員会は9日、市内の小学5年生の男子児童(当時11歳)が今年3月に自殺し、校内の状況を調べたところ、学級崩壊で教師と児童の信頼関係が損なわれていた、と発表した。
市教委は「自殺との因果関係は確認できない」とする一方、児童らの自殺防止対策を強化する方針を示した。
市教委などによると、児童は自宅で自殺した。遺書は見つかっていない。
市教委は遺族の意向で、精神科医や弁護士の助言を受けながら教職員や同級生らに児童の様子などを調査。その結果によると、学級は「5年生2学期後半から、複数の児童が表だって担任に反発するなど極めて落ち着かない状態」で、「物が隠されたり、悪口が書かれたメモが机に入れられるなど、いじめを疑わせる事案」も起きていたという。