元事務長が芦屋学園提訴=「内部通報で解雇不当」―神戸地裁支部
時事通信 2015年9月28日 18時5分配信
学校法人「芦屋学園」(兵庫県芦屋市)の不適正な経費支出などを内部通報した後、懲戒解雇されたのは不当として、元事務長の男性(50)が28日、処分取り消しや慰謝料300万円などを求める訴訟を神戸地裁尼崎支部に起こした。
同学園をめぐっては、不正支出を指摘した元教頭(64)が8月、元ラグビー日本代表の大八木淳史理事長(54)に脅されたとして、脅迫容疑で告訴。大八木氏も元教頭を名誉毀損(きそん)容疑で告訴している。
訴状によると、元事務長は昨年5月、学園に不適正な経費支出があるなどとして、第三者による検証を求め通報。今年8月、勝手に自ら減給したなどとして解雇された。調査委員会の報告書で不正行為は認められなかったとされたが、原告側は「解雇は通報に対する報復」と訴えている。
芦屋学園の話 内容を把握していないのでコメントは控える。