フィリピンで少女とみだらな行為 元校長に懲役2年を求刑
カナロコ by 神奈川新聞 2015年12月17日(木)12時54分配信
渡航先のフィリピンで少女とみだらな行為を繰り返し撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの罪に問われた元横浜市立中学校校長、高島雄平被告(65)=横浜市金沢区=の初公判が17日、横浜地裁(大森直子裁判官)で開かれた。起訴内容を認めた高島被告に対し、検察側は「日本とフィリピンの経済格差に着目し、渡航を繰り返した常習的な犯行」として懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は25日。
高島被告は被告人質問で、「保護されるべき児童に対してこういう行為をしてしまい、私が全面的に悪いと思っています」と話した。撮影した画像を保管するなどしていたことについては、「何でも記録しておく癖があった」と説明した。
裁判官から、なぜやめられなかったのかを問われると、「自分の意思の弱さです」と述べた。
検察側の冒頭陳述によると、高島被告は1988年にフィリピンの日本人学校への派遣をきっかけに、同国内で買春を繰り返すようになったと指摘。2013年12月から14年1月にかけても同国に滞在し、10代前半の少女計3人とみだらな行為をしている姿をカメラで撮影するなどしたという。