教職員不祥事 信頼回復を
読売新聞 2015年12月29日
◇仕事納めでトップ訓示
仕事納めの28日、県内の官公庁や企業でもトップが1年を振り返り、来年に向けて訓示した。
教職員の不祥事が相次いだ県教委。竹井千庫教育長は職員約200人に、「全員が使命感を持ち、失いつつある信頼を回復していこう」と諭した。
県庁では、伊原木知事が庁内放送であいさつ。「全国知事会議や初のおかやまマラソンなど、県民が良い変化を感じられる1年だった」とし、2016年はG7教育相会合や全国高校総体などに向け、「岡山の魅力を国内外に発信するため、皆さんの活躍を心から期待している」とゲキを飛ばした。
岡山市では、大森雅夫市長が係長級以上の幹部職員約170人に「高齢化や人口減少など不安材料に、非正規雇用の増加という問題も加わった。市や市民のため、一つ一つ課題を整理していこう」と述べた。
市教委職員が官製談合防止法違反で起訴されており、「(休み中は)問題のないようにしてほしい」とくぎを刺して締めくくった。