元教授 受講生にわいせつ 中京学院大短大
読売新聞 2016年04月09日
心理カウンセリングを行うとして女子学生をホテルに連れ込み、わいせつな行為をしたとして、名古屋地検が、中京学院大短期大学部(岐阜県瑞浪市)の天野寛・元教授(59)(名古屋市北区)を準強制わいせつ罪で名古屋地裁に在宅起訴していたことが捜査関係者への取材でわかった。起訴は3月14日付。
起訴状などによると、天野被告は同部教授だった昨年11月28日、受講生の女子学生を名古屋市内のホテルに連れ込み、カウンセリングを受けられると信じ、眠気で意識もうろうとしていた学生の体を触るなどわいせつな行為をしたとされる。学生は進路に悩み、天野被告のカウンセリングを数回受けていたという。
同大によると、天野被告は心理学が専門。約2年前から同部保育科の教授を務め、催眠状態での心理カウンセリングなどを研究していた。学生の被害申告を受け、愛知県警が同容疑で書類送検していた。
天野被告は昨年12月、取り調べを受けていることを同大に報告し、自主退職した。同大瑞浪キャンパス総務部は「このような事態が起こったことは遺憾」とコメントした。