岡山大教授を停職1カ月 試験資料を授業で事前配布 「忙しくてミスで」
産経新聞 2016.7.27 18:45更新
岡山大は27日、薬学部の学生の技能習熟度などを測る昨年12月の客観的臨床能力試験(OSCE)に関し、採点基準を記した表の一部を事前に授業で配布したとして大学院医歯薬学総合研究科の50代男性教授を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。26日付。
岡山大によると、別の教員2人が試験の5日前、学生が授業の資料をまとめたファイルの中に、採点基準の表の一部があることを見つけた。
試験は予定通りに実施されたが、全国薬科大学長・薬学部長会議の下に設置されている薬学共用試験センター(東京)が「問題内容を事前に類推できた可能性があり公平性に欠く」として、特例追試験の実施を通知した。