中1男子、いじめで自殺か…市教委が調査へ
読売新聞 2017/2/7(火) 18:06配信
福島県須賀川市教育委員会は7日、同市立中学1年の男子生徒(13)が1月27日に自宅で自殺したと発表した。
生徒は昨年7〜12月に実施した校内アンケートでいじめを訴えていたという。いじめと自殺の因果関係について、同校は調査中として、同市教委とともに第三者による調査委員会を今後設置することも含め調査を進める。
市教委によると、生徒の遺書はなかったが、昨年7〜12月、学校生活やいじめに関する3回にわたる校内アンケート調査などで、「からかわれたり、ばかにされたりする」「他の生徒から悪口を言われる」などの記述や訴えがあり、担任教諭らがそのたびに関与した生徒を指導した。いじめに関わった生徒はクラスメートなど十数人で、金銭の要求や暴力行為は確認できなかったという。その後、男子生徒からのいじめの訴えがなくなったこともあり、学校はいじめが解消したと判断、経過観察していたという。
柳沼直三市教育長は「調査、検証し、いじめ根絶の対策を見直していきたい」と語った。