児童を菌呼ばわりの教員 減給処分
新潟市教育委員会
新潟日報 2017/03/15 19:45
東京電力福島第１原発事故で福島県から新潟市に避難している男子児童が、担任の４０代男性教諭から名前に「菌（キン）」と付けて呼ばれ、学校を休んだ問題で、新潟市教育委員会は１５日、男性教諭を減給（１０分の１）３カ月、校長を訓告の懲戒処分にした。
市教委によると、男子児童は昨年１１月に男性教諭から名前に菌（キン）と付けて呼ばれたことで「もう学校へ行けない。担任とも会いたくない」と言い、２０日間欠席した。
この問題を調査した第三者委員会は、今月２日に市教委に再発防止策などを答申。男性教諭が、男子児童からいじめに関する相談も受けていたが、管理職に報告していなかったことなども問題点として挙げ、第三者委の委員長は「（いじめについて）学校としての対応ができていなかった」と指摘した。