執行猶予中に覚せい剤 元教諭に「刑の一部猶予」判決

執行猶予中に覚せい剤 元教諭に「刑の一部猶予」判決
MBC南日本放送 2017/12/4(月) 18:57配信

薬物事件で有罪判決を受け、執行猶予中に覚醒剤を使用したとして再び逮捕・起訴された小学校の元教諭の裁判です。
鹿児島地裁は4日、一部執行猶予がついた懲役1年4か月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、鹿児島市星ヶ峯の無職・福田孝一郎被告36歳です。
判決によりますと、福田被告は薬物事件で有罪判決を受け、執行猶予期間中だった今年9月下旬、鹿児島市内で覚醒剤を使用したとされています。

判決で鹿児島地裁の井草健太裁判官は、「覚醒剤への依存性が根深いものの、両親の協力のもと治療を継続するなど更正の意欲は高い」として懲役2年の求刑に対し、懲役1年4か月の判決を言い渡しました。その上で、このうち4か月間の執行を保護観察付きで2年間猶予するとしました。

福田被告は公立小学校の教諭を務めていた今年4月、覚醒剤とみられるものを譲り受けるなどし、8月に懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を受けていましたが、今回の判決で執行猶予が取り消され、この懲役10か月の刑もあわせて執行されることになります。

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