中学教諭「うっかり…」 通算2年8カ月無免許運転 青森県教委が懲戒処分
デーリー東北新聞社 2018/9/6(木) 11:15配信
青森県教委は5日の定例会で、仮免許運転違反で摘発され、通算2年8カ月にわたり無免許状態での車の運転が発覚した、三戸郡内の中学校の男性教諭(53)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は8月30日付。
教職員課によると、教諭は免許の期限切れで2017年11月に仮免許証を取得。仮免許の場合、資格者を助手席に同乗させるなどしなければならないが、教諭は通勤などに単独で運転していた。同年12月14日夜、五戸町の公園に駐車中、警察官に職務質問され、前日の仮免許運転違反が発覚。罰金4万円の略式命令を受けた。
教諭は16年7月に免許の有効期限を迎えたが、更新に気付かないまま1年2カ月間、車を運転。期限切れに気付いた後も2カ月間運転した。また、聞き取りの中で06年にも免許が失効した状態で1年4カ月間運転していたことも分かった。
教諭は「うっかりしていた。家族から更新手続きのはがきが来ていることは聞いていたが、後で行こうと思い忘れていた」と話したという。
定例会で豊川好司委員は「あまりにひど過ぎてあぜんとする。停職1カ月は軽過ぎないか」と指摘。和嶋延寿教育長は「教員としての職責と前例を考慮し、(処分は)決して緩くはない」と説明した。
また、17年12月、自家用車を運転中に交通事故を起こし、歩行者に全治3カ月のけがを負わせた、八戸市の中学校の女性教諭(51)を8月20日付で戒告処分にした。