八尾の認定こども園、休園の方針 元保育職員が強制わいせつ容疑で起訴
MBSニュース 2018/10/31(水) 19:12配信
元保育職員が園児の身体を触ったなどとして逮捕・起訴された大阪府八尾市にある認定こども園が来年休園する方針を固めました。ショッキングな事件に続き、園児や保護者たちは新たな問題に直面しています。
八尾市の社会福祉法人が運営する認定こども園では、園長と副園長の息子である元保育園職員・和田敬之被告(30)が女子園児の身体を触ったとして今年6月に逮捕、その後起訴されました。
「我が子がそういう行為をもしされていたらどう思いますか?」(保護者・7月の保護者説明会)
「もうびっくりですね。保育園辞めさせます」(副園長)
他の保育士も、子どもたちの被害を見たことがあると告白していました。
「去年の7月のプールの出来事を見ました。それは後ろから拭いてあげているとか、そんなものじゃありません。それ以上のことは、ここでは話せないような内容です」(保育士)
事件を機に保育士が次々と退職することになり、園は来年4月から休園する方針を固めました。園児約160人は別の保育所などに移ることになります。30日夜、八尾市は保護者に対し、新たな保育園を作ることを提示しました。
「○○保育所で民間事業者に運営してもらいながら活用するという方針を進めていこうと。駅周辺、利便性、キャパシティーを考えると妥当だなという判断をしているところです」(市の担当者)
八尾市が提示したのは、今年度末で廃園が決まっている公立の保育園の施設を利用するという案ですが、今のこども園から約3キロ離れているうえ、事業者がまだ決まっていません。
「保育園だけが決まってて、でもそれを誰がやるのかも決まってない状態。子どもの顔を見るたびになんか不安ですよね。落ち着く日ってくるのかなって」(保護者)
市は来月に事業者の募集をするとしていますが、事件を発端に園児や保護者たちは新たな問題を抱えることになりました。
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