仙台市内の学校に「いじめ防止基本方針」改定要請 より実態に即したものに…

仙台市内の学校に「いじめ防止基本方針」改定要請 より実態に即したものに…
仙台放送 2019/4/15(月) 20:18配信

仙台市のいじめ防止条例が、4月1日に施行されたことを受け、市教育委員会が、15日、臨時の校長会を開きました。条例の趣旨に合わせて今後、各学校が定める「いじめ防止基本方針」をより実態に即したものに改定するよう求めました。

15日の臨時の校長会には、仙台市内の公立の幼稚園から高校まで、約190人の校長などが出席しました。
この中で、市教育委員会が、4月1日に施行された「いじめ防止条例」について説明し、理解を求めました。

仙台市教育委員会 佐々木洋 教育長
「教職員一人一人が十分理解した上で具体的な取り組みや行動に繋げていけるよう共通の理解に達したい」

また市教委は条例の趣旨に合わせて、各学校が定める「いじめ防止基本方針」をより実態に即したものに改定するよう要請しました。
具体的にはいじめ防止に向けた定期的なアンケート調査や、いじめ防止集会などを年間計画として予定を立てて行うことや、学校と保護者、地域が連携しやすいよう交流を図ることなども求めています。
そして自殺などの「重大事態」が発生した場合は、市教委への速やかな報告が義務付けられたことも説明されました。

出席した校長
「地域の方々とのコミュニケーションが大事だと思うので、そういう機会を十分に取り、いじめ防止に取り組んでいく」
出席した校長
「子供たちが幸せになるように今回の条例を活かしながら、さらに、いじめ防止に取り組んでいく」

今後、各学校ごとに作られる「基本方針」の改定版は、それぞれ学校の児童・生徒や保護者などに伝えられます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする