障害ある生徒に体罰、暴言 特別支援学校教諭を懲戒処分 兵庫県教委
毎日新聞 2019/5/28(火) 23:00配信
身体障害を抱える男子中学生に体罰をしたり、暴言を吐いたりしたとして、兵庫県教委は28日、県立特別支援学校の女性教諭(29)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。生徒は一時不登校になったという。
県教委によると、教諭は市立中学校の担任だった昨年5月、当時3年の男子生徒を指導した際、筆箱を投げつけたり、腕や服を引っ張ったりした。今年1月には宿題を提出しなかった生徒に対し、「これぐらいのこともできないのか、アホか」と言ったという。
生徒は「(教諭が)怖い」と訴え、当時の校長が家庭訪問して謝罪したが、市教委に報告していなかった。生徒は今年4月、県立特別支援学校に進学し、同じ学校に教諭も転任。生徒がストレスで体調を崩したことで、県教委が問題を把握した。【春増翔太】