「問題冊子足りず」1642人受験できず…“留学生版センター試験” 別日に再試験へ
MBSニュース 2019/11/14(木) 17:12配信
日本の大学などへの留学を希望する外国人が受験する「日本留学試験」の大阪会場で、問題冊子が大幅に足りず1624人が受験できなかったことがわかりました。
11月10日、「日本留学試験」の大阪会場では2469人が受験予定でしたが、当日の朝になって、試験冊子が大幅に足りないことがわかり、1624人が受験できませんでした。試験を実施する日本学生支援機構は、必要な冊子数の計算を間違えて印刷業者に発注したことが原因だとしています。
「日本留学試験」は日本の大学や専門学校への留学に必要な語学力などを測る試験で、多くの大学や専門学校などが合否判定に活用している“留学生版大学入試センター試験”ともいわれています。大阪市西区にある日本語学校「大阪YMCA国際専門学校」では、大阪会場で受験予定だった96人全員が受けられませんでした。
「せっかく準備していたのに受験できなくなってどうしようかなと思った。」(ベトナム人の生徒)
「大学への留学が目標で、理解できない理由で受けられないことは納得できない。」(韓国人の生徒)
「そこにターゲットを合わせてずっと準備してきたので、それがいきなりチョキンと切れた感じで、学生にとってすごくショック。」(大阪YMCA国際専門学校 鍛治田千文校長)
日本学生支援機構は「受験生の皆様に深くお詫びを申し上げます」としていて、11月23日に再試験を実施する予定で、この日に受験できない人も全員受けられるよう対応するとしています。