中学校教師の過労死訴訟 「責任はない」請求棄却を
富山テレビ 2020/1/20(月) 18:40配信
中学校の男性教師が過労死したことを巡り、遺族が滑川市と県に慰謝料などを求めている裁判で20日、原告側の請求の棄却を求めている滑川市は「責任はない」とその理由を説明しました。
過労死したのは滑川市の中学校に勤めていた当時42歳の男性教師で、2016年7月22日、自宅でくも膜下出血を発症し、翌月9日に死亡しました。遺族は、過重な長時間勤務をさせていた市が、安全配慮義務を怠ったなどとして、市と県に対し、慰謝料などおよそ1億円の支払いを求めています。
提出された棄却理由について、原告側弁護士によりますと、滑川市は過労死した男性教師の時間外勤務は自発的なものが多く、現状や体調の異常を示す申告もなかったため、予見することは難しく責任はないとしました。