古河中教校で入試の解答用紙誤細断 一部、受験者最高と同点に

古河中教校で入試の解答用紙誤細断 一部、受験者最高と同点に
茨城新聞クロスアイ 2020/1/23(木) 4:00配信

県教委は22日、県立古河中等教育学校で、入学者選抜適性検査を受けた児童1人の解答用紙1枚を、採点に携わった教員が誤ってシュレッダーにかけて採点できなくなったと発表した。200点満点中、シュレッダーにかけた答案の得点計70点分は、受験者中の最高得点と同点を配分した上で、合否を判定する措置を取った。県教委は児童の合否を明らかにしていない。県教委は「あってはならないこと。関係職員は厳しい処分を検討する」と謝罪した。

県教委によると、11日に検査を実施し、12日に採点作業を行った。同日午後3時20分ごろ、採点作業が終わった教員が受験生1人の解答用紙1枚がないことに気付き、教員らで校内を探したところ、職員室のシュレッダーの中から解答用紙の紙片を発見した。復元はできなかった。

検査関係の書類の処分は管理職の許可が必要だが、採点が始まる前に、同校の教諭が管理職の許可を取らずに関係書類を職員室のシュレッダーで処分しており、その中に解答用紙が混入していたとみられる。県教委は13日に保護者を訪れ、説明を行った上で謝罪した。

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