生徒の頭を30分平手打ち 熊本市立中の男性教諭を停職処分
毎日新聞 2020/3/28(土) 13:56配信
熊本市教委は27日、2人きりの教室で約30分にわたって男子生徒の頭を平手打ちしたり脚を蹴ったりした市立中の男性教諭(56)を停職1カ月の懲戒処分にした。この教諭は2016年にも部活動費約70万円のずさんな管理で停職3カ月の懲戒処分を受けた他、体罰で過去2回訓告などの処分を受けている。
市教委によると教諭は2月3日、音楽の授業で指示に従わなかった2年の生徒に暴力を振るった。生徒にけがはなかった。【清水晃平】
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中2男子の太もも蹴り、髪引っ張る…体罰で2度処分の教諭「無視され腹を立てた」
読売新聞オンライン 2020/3/28(土) 18:04配信
熊本市立中の男性教諭(56)が、中学2年の男子生徒の頭をたたくなどの体罰をしていた問題で、市教育委員会は27日、男性教諭を停職1か月の懲戒処分とした。
発表によると、教諭は2月3日、音楽の授業中に指示を聞かなかったとして、生徒の頭をたたき、すねを蹴るなど暴力をふるった。その後、隣の音楽準備室に連れ出し、「なんで俺に横着な態度をとったつや」などと言って、太ももを蹴り、髪を引っ張るなどの体罰を行ったという。
教諭はこれまでにも体罰で2度処分を受けており、市教委の聞き取りに「無視されたことに腹を立ててしまった」などと話している。
市教委の体罰による懲戒処分は今年度5件目。相次ぐ体罰を受け、市教委は懲戒処分の指針を改正し、「体罰が常習的または特に悪質な場合、免職または停職とする」などと明記した。4月1日に施行する。
また、市教委は問題が明らかになった2月、男性教諭の年齢を57歳と発表していたが、56歳に訂正した。
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金額違うけど、たぶんこれ。
他人のカネをいい加減に扱うヤツが、他人の子供を大切に扱うわけがない。
熊本市の中学校に勤める50代の男性教諭が、担当する部活動の部費を、実際には使っていないにもかかわらず支出したように処理するずさんな管理をしていたことが15日、分かった。約29万円が使途不明となり、保護者の指摘で2月に発覚した後、教諭が返金した。市教委は教諭の処分を検討している。
市教委と学校によると、部費のほとんどは部員から徴収し、会計担当の保護者が管理。必要な支出がある場合に教諭が現金を受け取って、相手方に支払う仕組みだった。教諭はイベント参加費など具体的な支出内容を伝え、昨年4月から今年2月までに総額47万8160円を預かった。しかし、実際の支出が伴わない金額が28万8280円に上った。このうち5万円は昨年7月、「外部講師を呼ぶ」と言って受け取ったが、招請の事実はなかったという。
実際に物品を購入したケースでも、問題が発覚するまで業者への支払いを滞らせていたものもあった。市教委と学校によると、教諭は「お金は預かったまま放置していた。管理がずさんだった」と話し、流用や横領は否定しているという。
この教諭をめぐっては部活動の指導中、生徒への暴言も繰り返していたとして学校は近く、生徒や保護者に対して謝罪する。市教委は「部費のずさんな取り扱いや、教育者にふさわしくない言動を重く受け止め、処分を検討している」と話している。(九重陽平)