同僚に指導口実でセクハラ、校内で抱きしめ 男性教諭を停職処分

同僚に指導口実でセクハラ、校内で抱きしめ 男性教諭を停職処分
岐阜新聞Web 2020/10/12(月) 20:11配信

 岐阜県教育委員会は12日、今春採用された新任の20代女性教諭にセクハラをしたとして多治見工業高校の男性教諭(52)を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。処分は同日付。男性教諭は同日、依願退職した。

 県教委によると、男性教諭は女性教諭の教科指導を任されており、5月中旬から7月中旬にかけて、校内にある男性教諭の自席で、指導を口実にして頭や肩、手、腰などを触ったり、抱きしめたりする行為を20回ほど繰り返した。また、メールや口頭で好意を寄せる発言をしたほか、「気晴らしにどこかへ行こう」などと私的な誘いもしたという。

 7月中旬に女性教諭が男性校長(58)に相談して発覚。男性教諭は県教委の調査にセクハラを認め、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」などと話したという。初任者研修の対象だった新任教諭が被害に遭った管理監督責任を問い、校長と男性教頭(56)も同日付で戒告の懲戒処分とした。

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