5年前の高校での「いじめ」県が認め謝罪…学校側の対応に問題あったと県を訴えた被害女性と和解
東海テレビ 2020/10/20(火) 21:32配信
高校時代に同級生からいじめを受けて不登校になったのは学校側の対応に問題があったとして、三重県を訴えていた女性が県と和解しました。
原告側によりますと津市内の県立高校に通っていた現在20歳の女性は、1年生だった2015年に同級生から無視されたうえ、2年になってもSNSに悪口を書き込まれたため不登校になりました。
女性は、当時の学校の対応が不十分だったとして、3年前に三重県に対して損害賠償を求める訴えを起こしていましたが、20日、県が一連のいじめがあったことを認めて謝罪したため、和解が成立しました。
原告側・松本紘明弁護士:
「(当時の)担任、学年主任、校長、教育委員会、すべていじめではないと。どうしてそういう理解になるのか今でも理解できないんですが、県には今後同じようなことが起きればいじめと認定してくださいと」
和解をめぐっては、9月15日、県の教育委員会の会見で教育長が一連のいじめの因果関係を否定する発言をしていましたが、その後発言を撤回しています。
女性は高校を卒業後、20歳になった今も心療内科へ通院しているということで、女性の父親(50)は「同じ思いをする子が二度と出ないようにしてほしい」とコメントを寄せました。