三重大病院贈収賄事件 日本光電工業の元社員3人に有罪判決 津地裁

三重大病院贈収賄事件 日本光電工業の元社員3人に有罪判決 津地裁
中京テレビNEWS 2021/6/28(月) 17:03配信

 三重大学病院(津市)の元医師への贈収賄を巡る裁判が28日、津地裁で開かれ、贈賄側の「日本光電工業」の元社員3人に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

 起訴状によると、日本光電工業の元社員・下村篤司被告(48)ら3人は、自社の製品を納入するよう便宜を図ってもらう目的で、三重大学医学部付属病院の臨床麻酔部長だった亀井政孝被告(54)が代表を務める団体に、現金200万円を振り込んだ贈賄の罪に問われています。

 この日の裁判で、津地裁は「医師からの賄賂の要求が犯行の発端ではあるが、自社の利益を優先させ社会の信頼を害した結果は重く非難を免れない」などとしたうえで、下村被告に対し中心的役割を果たしたとして懲役1年、執行猶予3年を言い渡しました。花原慎一郎被告(41)と田畑宏樹被告(37)の2人には懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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