保育施設が突然閉鎖…門が閉まり市職員も入れない状態に
読売新聞オンライン 2021/12/2(木) 8:23配信
茨城県つくば市鬼ヶ窪の認可外保育施設「つくばインターナショナルナーサリースクール」が先月下旬、突然閉鎖した。運営会社が事業を停止したためで、事後処理を一任された代理人弁護士は「保護者全員に詳しい経過説明を記した手紙を近く送る」としている。
市によると、11月25日に保護者から「ナーサリースクールが閉鎖されるようだ」と電話連絡があった。市幼児保育課の職員が訪れたが責任者は不在で、翌26日朝に改めて訪問したが門は閉じられ、中に入れない状態になっていたという。
ナーサリーの運営会社は「ピアソン」(つくば市鬼ヶ窪)で、帝国データバンクによると、少子化や周辺の同業者との競合で収益が低迷。資金難により、施設運営に支障をきたすようになり事業継続を断念したという。
ナーサリーは30〜40人の未就学児を保育していたとみられ、市には、これまでに約20人の保護者から「預け先がない」「どうしたらよいか」といった相談が寄せられている。市幼児保育課は、ほかの認可外保育施設や一時預かりサービスについての情報を提供している。