《旭川14歳少女イジメ凍死》公文書入手で判明した学校側に歪められた“イジメの真実”「なぜ市教委は被害者の聞き取りを行わなかったのか?」

《旭川14歳少女イジメ凍死》公文書入手で判明した学校側に歪められた“イジメの真実”「なぜ市教委は被害者の聞き取りを行わなかったのか?」
旭川14歳少女イジメ凍死事件 ♯27
「文春オンライン」特集班
2022/2/7

 黒塗り部分は推測になるが、速報の文書では、爽彩さんが地元の公園で自慰行為をさせられたこと、またウッペツ川に飛び込み、自殺未遂をするまで追い詰められていたことが明記されている。ところが、この8日後に作成された9月18日付の報告書では、爽彩さんがウッペツ川に飛び込み自殺未遂を起こした件について詳述されたが、全体のニュアンスが変更された。つまり、同事案は「自殺未遂案件」というよりは爽彩さんが「パニックを起こして引き起こされた事件である」という点が強調される内容に「変更」されたのである。

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