女子生徒の靴に体液 逮捕された高校教師を不起訴処分 広島区検
テレビ新広島 2022/5/20(金) 19:00配信
女子生徒の靴に体液をつけて汚したとして今月11日に逮捕された、県内の公立高校の男性教師について、広島区検は20日、不起訴処分としました。
不起訴処分となったのは広島市西区の公立高校の男性教師(28)です。
男性教師は去年11月、勤務先の高校の下駄箱に置いてあった女子生徒の通学用の靴に体液をつけて汚した、器物損壊の疑いで逮捕・送検されていました。
広島区検は20日、「訴訟条件を満たしていない」として男性教師を不起訴処分としました。
女子生徒の靴に体液を付けた疑いで逮捕された県立高校の男性教諭はDNAの型が靴の体液のものと一致していたことが分かった。
器物損壊の容疑で送検されたのは県立広島井口高校の臨時教諭尾茂田浩輝容疑者・28歳だ。尾茂田容疑者は去年11月、女子生徒の靴に自分の体液を付けた疑い。広島井口高校では2020年の秋頃から同様の被害を複数確認していた。警察はことし3月、校内の教職員を対象に、任意で検体を採取し、靴に付着していた体液とともに鑑定した結果、容疑者のDNA型と一致したという。尾茂田容疑者は容疑を認めており、警察が余罪を調べている。
県立高校の教師が勤務先の学校で女子生徒の靴の中に自分の体液を入れたとして逮捕されました。
県立高校の教師尾茂田浩輝容疑者(28)は去年11月、勤務する西区の県立高校で下駄箱に置かれた女子生徒の靴の中に自らの体液を入れて汚した疑いがもたれています。
尾茂田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
県教育委員会によりますと、尾茂田容疑者は2019年4月からこの高校で勤務していました。
高校ではおととし9月から女子生徒の靴に何らかの液体がかけられている事案が複数件あり、今年3月には警察がこの高校の複数の男性職員から検体を採取して調べていたということです。
県教委は「詳細の確認を行い厳正に対処していく」としています。