大分県教委汚職事件 元幹部に求償権の行使求める裁判 県側は全面的に争う姿勢

大分県教委汚職事件 元幹部に求償権の行使求める裁判 県側は全面的に争う姿勢
OBS大分放送 2022/6/10(金) 19:06配信

大分県教委汚職事件で採用を取り消された男性に支払われた損害賠償をめぐって、元幹部らに求償権を行使するよう県に求める裁判が始まりました。

この裁判は大分県教委の汚職事件で当時、採用が取り消された中学校教諭に支払われた賠償金などおよそ400万円について、市民グループが有罪となった元幹部らに求償権を行使するよう県に求めているものです。

この教諭が起こした裁判では大分地裁が採用取り消し処分に関わった県の職員に故意または重大な過失はないという判決が確定しています。

大分地裁で10日に開かれた第1回口頭弁論で、市民グループは重過失などに関りなく、点数の改ざんが事態を引き起こしたなどとして求償権を行使しない県は違法だと主張しました。一方、被告の県側は全面的に争う姿勢を示しました。

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