岡山大学病院「がん患者の半数が放り出される」異常事態に…シーメンス社と結んだ250億円契約を白紙撤回
SmartFLASH 2023/3/7(火) 16:01配信
「問題は、私的流用だけじゃありません。この大学は多くのがん患者を “放り出そう” としているんですよ」
こう憤るのは、名門・岡山大学の関係者だ。本誌は2023年2月14日号にて、について報じた。
この総額240億円の巨額契約は、当時すでに学長だった槇野氏の認可を受けていた。ところが、2021年8月下旬、施設の建設を開始する直前になって、岡山大学側はこの契約の白紙撤回をシーメンス社に申し入れたのだ。
「契約をまとめた金澤先生は、任期を終えて、2021年3月に退任したばかり。金澤先生がいなくなったタイミングを狙ったかのように、学長の独断で撤回したのです。
大学の経営協議会はこれを問題視しました。白紙撤回を知った複数の外部委員が『契約違反ではないか』『国立大学がそのようなことをすべきではない』『もし損害賠償訴訟になったら大学側が敗訴するのではないか』と、撤回に疑問を呈しました。