教育実習生わいせつや体罰…教員ら3人懲戒処分 神奈川県教委

教育実習生わいせつや体罰…教員ら3人懲戒処分 神奈川県教委
tvkニュース(テレビ神奈川) 2023/7/19(水) 19:52配信

神奈川県立高校の男性教諭が、教育実習生にわいせつな行為をしたとして懲戒免職となりました。県教委はこのほか2人についても、部活動での体罰などで懲戒処分にしています。

免職の懲戒処分となったのは、県央地区の県立高校に勤務する男性教諭(27)です。

県教委によりますと男性教諭は去年6月、教育実習生の慰労会のあと複数の教員と実習生で同僚の自宅を訪れた際、実習生の女性にキスをし、服に手を入れて胸を触るなどのわいせつな行為をしたということです。

女性がことし5月、春から勤めている高校の同僚に相談して発覚し、その後警察に被害届を提出。
教育実習の成績に影響することを懸念し、被害申告していなかった ということです。

男性教諭は県教委の聞き取りに対し、「なぜこのような行為をしたのか分からない。 申し訳ない気持ちでいっぱい」などと話しているということです。

県教委はこのほか、ことし5月に小田急線の駅構内で、酒に酔った状態で女子高校生の尻を触る痴漢行為をしたとして、小田原市内の県立高校に勤める臨時職員の男性(42)を停職6カ月にしました。
男性職員は、19日付けで依願退職しています。

また、県立大和南高校の女子バレーボール部の元顧問の男性(60)について、複数の女子部員に対しボールを投げ顔や肩に当てるなどの体罰や、「バカ」「ブス」「お前なんかいらない」といった不適切な発言を繰り返し行ったとして停職1カ月の懲戒処分にしました。

元顧問の男性は、「注意したり緊張感を持たせるため、体罰や不適切な指導を行ってしまった。 心身を傷つけていることに気づくことができず申し訳なく思っている」などと話しているということです。

県教委の花田忠雄教育長は、「不祥事の根絶に取り組んでいる中、人格形成上、極めて重要な時期にある児童・生徒を指導する立場にある教員及び臨時実習助手が、このような行為に及んだことは痛恨の極み。 断固とした厳しい姿勢で対処し、不祥事の根絶に向け教職員を指導していく」などとコメントしています。

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