「冷やかしからかい、悪口」 いじめ・不登校数が過去最多 三重の公立学校

「冷やかしからかい、悪口」 いじめ・不登校数が過去最多 三重の公立学校
三重テレビ放送 2023/10/10(火) 12:50配信

 県内学校における昨年度のいじめの認知件数と不登校の児童生徒数が、共に過去最多となったことが三重県教育委員会の調べで分かりました。

 三重県教育委員会が、県内すべての公立小中学校と高校、特別支援学校を対象に調査しました。

 調査結果によりますと、昨年度の県内のいじめの認知件数は前の年度から1112件増えて5380件となり、このうち不登校などにつながった「重大事態」は10件発生し、共に過去最多となりました。

 いじめの内容は「冷やかしやからかい、悪口などを言われる」が最多の2507件で、全体の約半数を占めました。

 「携帯電話などで誹謗中傷や嫌なことをされる」は309件で、昨年度から約50件増え、高校では2番目に多かったということです。

 また、小中学校で不登校となっている児童生徒の数は、前の年度から700人以上増えて3845人となり、こちらも過去最多となりました。

 県教育委員会はひとりひとりの状況に応じた対応や支援のほか、いつでも相談できる環境づくりを進めていくとしています。

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