“自殺”再発防止策「岩手モデル」最終案公表 不来方男子バレー部員 顧問の不適切な言動苦に<岩手県>
岩手めんこいテレビ 2024/3/25(月) 13:17配信
2018年に不来方高校の男子バレーボール部員が自殺した問題で、再発防止策である「岩手モデル」の策定委員会の会合が3月24日に岩手県盛岡市内で開かれ、最終案を公表しました。
この委員会では不来方高校男子バレー部員だった新谷翼さんが顧問の不適切な言動を苦に自殺した問題を受け、再発防止策「岩手モデル」の策定に向け取り組んできました。
24日は新谷さんの遺族も同席し策定委員会の会合が開かれ、最終案が示されました。
再発防止策がまとめられた冊子には新谷さんの写真が掲載され、最終案は遺族の意向を踏まえ「TSUBASAモデル」と名付けられました。
最終案には体罰を行った教職員の懲戒処分を厳しくすることや県教育委員会に不適切な指導に対応する部署を新設することなどが盛り込まれました。
これに対し委員からは「公立学校以外の学校にどのように浸透させるのか普及方法についても記載すべき」といった意見が出されていました。
新谷翼さんの父 新谷聡さん
「私としては何ら不整合も感じられず、ある程度納得できる内容におさまったと思う。実施レベルに落とし込んでいただければ、価値あるものになると思います」
委員会では24日に出された意見も反映させた再発防止策を出来るだけ早く完成させ、学校などに周知するとしています。
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