「教授が論文の投稿妨害」女性がパワハラ提訴

「教授が論文の投稿妨害」女性がパワハラ提訴
2012年12月16日11時30分 読売新聞

 宮崎大大学院に在籍していた女性が男性教授から論文の投稿を妨害されるなどのパワーハラスメントを受けたとして、教授と同大を相手取り、約2250万円の損害賠償を求める訴訟を宮崎地裁に起こした。

 提訴は11月21日付。

 訴状によると、教授は2009年11月頃から10年1月頃まで、女性が学会誌に論文を投稿するのを妨げたり、自分名義での投稿を強要したりするなどした。女性は大学に相談したが、同大のハラスメント調査委員会は「指導上のコミュニケーションに問題があった」などとして教授を注意処分とした。女性は心療内科などに通院、教授と同大に教育環境の配慮義務違反があったと主張している。

 同大人事課は「訴状の内容は大学の調査結果と異なる。パワハラとは認識していない」と争う姿勢を示している。

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