体罰:県立吉田高教諭、男子生徒に 県教委が処分検討 /山梨

体罰:県立吉田高教諭、男子生徒に 県教委が処分検討 /山梨
毎日新聞 2013年1月16日(水)13時26分配信

 県立吉田高校(富士吉田市、吉岡剛校長)の運動部顧問を務める男性教諭が昨年、2回にわたって部員の男子生徒の顔を平手で複数回たたく体罰をしていたことが分かった。男性教諭は事実を認めており、同校は近く生徒と保護者に直接謝罪する。また、県教委は男性教諭の処分を検討している。
 同高によると、男性教諭は98年から同高に赴任し、運動部の顧問を務めている。昨年5、10月の2回、生徒を教官室などに呼び、部活動や学校生活に関する口頭での指導をしたうえで、平手で顔を複数回たたいた。生徒にけがはなかったという。吉岡校長は「体罰は認められないこと。学校側に非があり申し訳ない」などと話している。
 県教委は今月10日、大阪府の市立高校の男子生徒が顧問の体罰を苦に自殺した問題を受け、県内各校に体罰禁止の徹底を求める通知を出した。吉田高校での体罰は14日に高校側から県教委に口頭で報告があったという。【屋代尚則】
1月16日朝刊

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