兵庫・姫路のワゴン車横転:済美高テニス部事故 臨時集会で副校長「早く落ち着いて」 「心のケア」方針 /愛媛

兵庫・姫路のワゴン車横転:済美高テニス部事故 臨時集会で副校長「早く落ち着いて」 「心のケア」方針 /愛媛
毎日新聞 2013年2月5日(火)16時57分配信

 兵庫県姫路市の山陽自動車道で2日に私立済美高校(松山市湊町7)硬式テニス部女子部員らの乗ったワゴン車が横転し、部員1人が重体、7人が重軽傷を負った事故で、同校は4日、同校体育館で1、2年生約1000人を集めて臨時集会を開いた。末広久行副校長は事故について説明し「不安や動揺はあると思うが、少しでも早く落ち着いてほしい」と呼びかけた。【大東祐紀】
 末広副校長は「重体の1年生の女子生徒は目を開けるなどの反応も見せ、病状は徐々に回復している」と報告。集会後、報道陣の取材に対し、同部員が多数在籍する特進スポーツ科学コースの1、2年生計6クラスでスクールカウンセラーによる相談やアンケート調査などを行い、心のケアを図っていく方針を示した。
 選抜高校野球大会出場を決めた野球部を含め、全運動部は事故から2日間、活動を自粛していたが、公式戦を9日に控えるバレーボール部とバスケットボール部を除く14部は、同校の入試が終わる6日まで活動自粛を延長する。両部は9日から県内外へ車で向かうが、運転は顧問ではなく専門の運転手に任せるという。
 また、自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕された同校男性教諭(37)は3日に釈放され、4日朝に重体の女子生徒の入院先を訪問。母親に「大変申し訳ない」と謝罪したという。
2月5日朝刊

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