インドの中学校、性的暴行受けた女子生徒の登校禁じる 他生徒への影響懸念

インドの中学校、性的暴行受けた女子生徒の登校禁じる 他生徒への影響懸念
XINHUA.JP 2013年3月6日(水)11時33分配信

【新華社】 インド紙ヒンドゥスタン・タイムズの5日付の報道によれば、マッディヤ・プラデーシュ州の12歳の少女が昨年2月、未成年者1人から監禁され、性的暴行を受ける事件があった後、少女が通う公立中学校はこの少女の登校を禁止し、寮から退去させたことが分かった。学校側は「校内の気風に影響するため」と説明した。

暴行事件後、少女は正常な生活を取り戻そうと努め、学校に通おうとしていた。

この中学の校長は少女の登校を禁じたことを認めたが、「気風に影響する」と説明したとの報道は否定。「性的暴行は深刻な問題であり、他の生徒の学習に影響を与える可能性があると考えた」と話した。校長はまたヒンドゥスタン・タイムズの記者に対して、少女が3月7日の試験を受けることを認めると約束した。

少女の父親は「論争を起こしたいわけではないが、娘を学校に行かせたい」と語った。

インドでは昨年12月、首都ニューデリーで女子大学生1人が男6人から性的暴行を受け、死亡する事件があり、これをきっかけに女性保護を訴える声が高まっている。

(翻訳 李継東/編集翻訳 恩田有紀)

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